【5分で解説シリーズ】LANとWANの違いをわかりやすく解説！【ITパスポート対策】

本記事では、LANとWANの違いについてわかりやすく解説します！ぜひ最後まで読んでみてください！

LANとWANの違い

LANとWANの違いはネットワークの範囲が異なる点です！

簡単に言うとLANは「狭い範囲」、WANは「広い範囲」という違いがあります。

LAN（ローカルエリアネットワーク）とは

LAN（Local Area Network）は、特定の範囲内で使用されるネットワークのことです。

例えば、

• 学校や会社のネットワーク
• 家庭内のWi-Fi
• ネットカフェや図書館のネットワーク

これらのネットワークは、限られた範囲（建物内や1つの施設内）で運用されるため「ローカル（局所的）」なネットワークと呼ばれます。

LANの特徴

• 通信速度が速い（通常、数百Mbps〜数Gbps）
• 限られた範囲内で使用（建物や施設内）
• 比較的安価に構築可能
• セキュリティが管理しやすい

LANでは、一般的にルーターやスイッチを使って、複数のデバイス（パソコン、スマホ、プリンターなど）を接続します。

WAN（ワイドエリアネットワーク）とは

WAN（Wide Area Network）は、広い範囲にわたるネットワークのことです。

例えば、

• インターネット全体
• 企業が全国に展開するネットワーク
• モバイル通信網（4G・5G）

WANは、LAN同士を接続した大規模なネットワークであり、国や地域を超えて通信を行うことができます。

WANの特徴

• 通信範囲が広い（都市・国・世界規模）
• 通信速度はLANより遅いことが多い（数Mbps〜数百Mbps）
• 運用コストが高い（通信事業者のインフラを利用するため）
• セキュリティ対策が重要（ハッキングや盗聴のリスクが高まる）

WANは、通信事業者（プロバイダ）が管理している回線を利用するため、自前で構築することは難しく、通常はインターネット回線や専用線を契約して利用します。

LANとWANの比較表

項目	LAN（ローカルエリアネットワーク）	WAN（ワイドエリアネットワーク）
範囲	限られた範囲（家庭、学校、会社の内部など）	広範囲（都市、国、世界中）
接続 機器	PC、プリンター、スマホ、サーバーなど	ルーター、光回線、衛星通信など
通信 速度	高速（通常100Mbps以上）	比較的遅い（距離が長いため）
コスト	低コスト（機器代や電気代のみ）	高コスト（回線使用料や設備維持費がかかる）
管理者	企業や家庭のIT管理者	通信会社（プロバイダなど）
例	家庭内ネットワーク、学校のPC室	インターネット、企業のVPN

まとめ

LANとWANの違いはネットワークの範囲が異なる点です！

LANは「建物内や限られた範囲で使うネットワーク」、WANは「広範囲にわたるネットワーク」であるという違いがあります。

普段、私たちが家庭で使っているWi-FiはLANの一種ですが、それを通じてインターネット（WAN）につながることで、世界中の情報にアクセスできる仕組みになっています。