
最近はスマホやパソコンを使うことが多いよね。例えばYoutubeで動画を見たり、ネットで買い物をしたりすることはあるかな?

うん!毎日Youtubeをみてるよ!

実は私たちがネットを使うたびに、多くのデータが生まれているんだ

えっ?データが生まれる??

そう。例えば、YouTubeで動画を見ると、「どの動画を見たのか」「何分くらい再生したのか」「どんなジャンルが好きなのか」などの情報が記録されるんだ。
それらをビッグデータっていうんだけど、今回はそれについて解説するね!
本記事では、ビッグデータとは何か、定義や活用事例をわかりやすく解説します!ぜひ最後まで読んでみてください!
- ビッグデータについて知りたい方
- 学生にもわかりやすい解説を求めている方
- ITパスポートの勉強をしている方
ビッグデータとは
ビッグデータとは、従来のコンピューターでは処理できないほど大規模で複雑なデータのことをいいます!
また単に大量のデータのことではなく、以下3つの特徴を持っています!すべての頭文字にVがつくので、3Vと言います!
- 膨大な量のデータ(Volume):圧倒的なデータ量!
- さまざまな種類のデータ(Variety):画像、文字、動画など多種多様なデータ!
- データの処理が速い(Velocity):データが作られたり、加工されたりする速度が速い!

なぜビッグデータが重要なのか?
ビッグデータの活用によって、次のようなことが可能になります!
ビッグデータの活用事例
ビッグデータはさまざまな分野で活用されています。ここでは、具体的な事例をいくつか紹介します!
1. ビジネス分野
- ECサイトでおすすめ商品を表示
ユーザーの購買履歴を分析し、興味がありそうな商品を表示 - スーパーの売上分析
季節や時間帯ごとの購買データを活用して品ぞろえを調整 - SNSマーティング
ユーザーの投稿や検索履歴を分析し、ターゲット広告を配信

2. 医療分野
- 病気の予測
患者の健康データを分析し、病気のリスクを早期発見 - 新薬の開発
膨大な臨床データを活用し、効果的な治療法を研究 - 医療機関の効率化
患者の来院データを分析し、待ち時間を短縮

3. 交通・都市開発
- 地図マップの渋滞予測
ユーザーの移動データを分析し、リアルタイムで渋滞情報を提供 - 電車・バスの運行最適化
乗客のデータを分析し、効率的なダイヤを作成 - シェアリングエコノミーの促進
タクシーやカーシェアの需要予測を行い、最適な配車を実現

ビッグデータを支える技術
ビッグデータを活用するためには、さまざまな技術が必要です。ここでは代表的な技術を紹介します。
1. AI(人工知能)
AIは、大量のデータを解析し、有益な情報を導き出すのに欠かせない技術です。
- 画像認識: 写真や動画を分析し、顔認識や物体検出を行う
- チャットボット: ユーザーの質問に自動で対応する

2. クラウドコンピューティング
クラウド技術を使うことで、大量のデータを素早く処理できます。
- クラウドストレージ: クラウド上でデータを保存・共有
- AWS(Amazon Web Services): 企業向けのクラウドサービス

3. データベース技術
ビッグデータを効率よく保存・検索するために、データベース技術が活用されます。
- SQL(エスキューエル): 構造化データの管理に使われる
※構造化データ:表のように決まったルールで整理されているデータ
(例)学校の成績表やクラス表など - NoSQL(ノーエスキューエル): SNSなどで扱う非構造化データに適している
※非構造化データ:決まったルールで整理されていないデータ
(例)写真や動画、メールの文章など

まとめ
ビッグデータとは、従来のコンピューターでは処理できないほど大規模で複雑なデータのことをいいます!
ビッグデータは、私たちの生活や社会を大きく変える可能性を持っています。
これからの時代、データを活用する力はますます重要になっていきそうですね!

今日はビッグデータについて学んだけど、どうだった?

普段の生活で集められたデータが社会のために役立っているなんて驚きだった!

そうだね。データは社会のために活用されるけど、ビッグデータを扱うときは「個人情報を守る」ことも重要なんだ。

ただデータを集めて使うじゃなくて、そういったところにも配慮しながら活用する必要があるんだね!

その通り!これからの社会では、ビッグデータを活用できる力がますます重要になってくるから、しっかり学んでいこうね!