【5分で解説シリーズ】ABC分析をわかりやすく解説!成績やお小遣い管理にも役立つデータ活用術!【ITパスポート対策】

5分で解説シリーズ

「テストの点数が高い教科と低い教科、全部同じように勉強していませんか?」
実はすべての教科を同じように勉強するより、大事な教科を見つけて効率よく対策するほうが成績アップにつながります!

これと同じように、お店では「よく売れる商品」と「あまり売れない商品」を分けて考える方法があります。それが「ABC分析」です!

本記事では、ABC分析とは何か、どう分析するのかをわかりやすく解説します!
お小遣い管理を例に説明していますので、みなさんの日常生活できっと役に立つと思います!ぜひ最後まで読んでみてください!

この記事はこんな方におすすめ
  • ABC分析について知りたい方
  • 学生にもわかりやすい解説を求めている方
  • ITパスポートの勉強をしている方

ABC分析とは

ABC分析とは、たくさんのモノを「重要なもの」と「それほど重要でないもの」に分けて管理する方法です。

「重要なもの」と「それほど重要でないもの」をA~Cのグループに分けるため、ABC分析といいます。お店の商品や会社の在庫などを効率よく管理するために使われます。

ABC分析の目的は、「特に重要なものをしっかり管理する」ことです。すべてのモノを同じように扱うのではなく、影響の大きいものを優先して管理することで、仕事をスムーズに進められます。

例えば、

  • よく売れる商品をしっかり管理する
  • 重要な在庫を切らさないようにする
  • 支出の多い無駄なものを削減する

といった場面で役立ちます。

ABC分析と深くかかわっているのが「パレート図です!

パレート図を使うことで視覚的に「重要なもの」と「それほど重要でないもの」を見分けることができます!ABC分析した結果をパレート図で視覚的にわかりやすくする流れが主です。

パレート図についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ読んでみてください!

【5分で解説シリーズ】パレート図をわかりやすく解説!パレートの法則(80:20の法則)をつかってデータ分析!【ITパスポート対策】
データの重要な部分を視覚的に分析する方法!?パレート図とは何かをわかりやすく解説!パレートの法則(80:20の法則)を活用し、少ない時間で効率よく改善点を見つけ出します!さらにパレート図がどのような場面で使われてるのかも合わせて紹介!

ABC分析のやり方

ABC分析のやり方は次の手順で行います。

  1. データを集める
    まずは分析したいデータを準備します。
  2. 数字の大きい順に並べる
    次に準備したデータを大きい順に並べます。
  3. 各データの全体に対する割合を計算する
    そして各データが全体の何%を占めるかを計算します。
  4. A~Cのグループに分ける
    最後に各データをA~Cのグループに分けます。
    ・Aグループ:全体の70~80%を占める少しのデータ
    ・Bグループ:全体の15~25%を占めるデータ
    ・Cグループ:全体の5%程度を占めるたくさんのデータ

では実際にABC分析をやってみたいと思います!

例:ヨウチくんはお小遣いをもらってもすぐ使い果たしてしまい、全然貯金ができていません。そこでヨウチくんの1か月のお小遣いの使い道をABC分析して、何にお金を使ってしまっているか見てみたいと思います!

①データを集める

ヨウチくんは、先月もらったお小遣い(5000円)を何に使ったか洗い出しました。

使い道金額(円)
友達との外食800円
ガチャガチャ300円
本(マンガ)350円
ジュース
100円
お菓子1100円
プレゼント代200円
ゲームの課金2000円
文房具150円

②数字の大きい順に並べる

次に、洗い出したお小遣いの使い道を金額の大きい順に並べ替えました。

使い道金額(円)
ゲームの課金2000円
お菓子1100円
友達との外食800円
本(マンガ)350円
ガチャガチャ300円
プレゼント代200円
文房具150円
ジュース
100円

③各データの全体に対する割合を計算する

そして、それぞれのお小遣いの使い道が全体の何%を占めているのか計算しました。

累計割合上から順に割合を足していき、全体の何割を占めているかを表しています。
例えば、「ゲーム課金+お菓子」は全体の62%を占めていることが分かります。

使い道金額(円)割合(%)累計割合(%)
ゲームの課金2000円40.0%40.0%
お菓子1100円22.0%62.0%
友達との外食800円16.0%78.0%
本(マンガ)350円7.0%85.0%
ガチャガチャ300円6.0%91.0%
プレゼント代200円4.0%95.0%
文房具150円3.0%98.0%
ジュース
100円2.0%100.0%

④A~Cのグループに分ける

さいごに、それぞれのお小遣いの使い道をA~Cのグループに分けます。

  • Aグループ:全体の70~80%を占めるデータ
  • Bグループ:全体の15~25%を占めるデータ
  • Cグループ:全体の5%程度を占めるデータ
使い道金額(円)割合(%)累計割合(%)グループ
ゲームの課金2000円40.0%40.0%A
お菓子1100円22.0%62.0%A
友達との外食800円16.0%78.0%A
本(マンガ)350円7.0%85.0%B
ガチャガチャ300円6.0%91.0%B
プレゼント代200円4.0%95.0%B
文房具150円3.0%98.0%C
ジュース
100円2.0%100.0%C

分析した結果、次の3つが全体の80%ほどを占めていることがわかりました。
ヨウチくんは、貯金するためにこの3つを優先的に節約すればよいでしょう!

  • ゲームの課金
  • お菓子
  • 友達との外食

どんなところでABC分析が使われているか

ABC分析は、いろいろなところで使われています。

  • 在庫管理
     Aランクの商品(重要な商品)はしっかり発注して品切れを防ぎ、Cランクの商品(あまり重要ではない商品)は発注を減らして、余計なコストを減らす。
  • 売上分析
     Aランクの商品(重要な商品)をさらに売れるように宣伝し、Cランクの商品(あまり重要ではない商品)は販売方法を見直す。
  • 仕事の効率アップ
     Aランクの仕事(重要な仕事)を優先的に取り掛かり、Cランクの仕事(あまり重要ではない仕事)は優先度を落とす。

まとめ

ABC分析とは、たくさんのモノを「重要なもの」と「それほど重要でないもの」に分けて管理する方法です。

ABC分析を行い、特に大切なものを優先して管理することで売上アップやコスト削減につながります!

ビジネスだけでなく、勉強方法やお小遣いの使い方などの日常生活にも応用できるので、ぜひ試してみてください!

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